大雪山系の一峰、赤岳に登ってきた1

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大雪山系の一峰、赤岳に登ってきた。北海道へ越してきて3ヶ月、3度目の登山である。写真は赤岳の帰りに寄った黒岳ロープウェイ乗り場のある層雲峡ビジターセンターにあるヒグマの剥製。身長220cm、体重400kg...勝てる気がしない。

 

 

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朝5時に出発。高速道路を旭川で降り、上川町層雲峡にある黒岳ロープウェイ乗り場を通り過ぎた。予定では、このロープウェイを利用して黒岳登山とするところだったが、予想より早く到着したため、ロープウェイ乗り場目前で赤岳登山に変更した。

 

 

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国道39号線の大雪ダム沿いから銀泉台へ続く道道1162号線へ折れた。

 

  

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銀泉台の登山口。 登り始めて5分、ほんの少しの急な山道に息が切れた。登山口の銀泉台の標高は約1500mであるため空気が少し薄いのかもしれない。慣らすように、最初はゆっくりと登った。

 

 

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Cladothamnus bracteatus

ミヤマホツツジ 

ツツジ科の植物。ツツジ科の植物の多くの花は5萼片、5花弁、5(あるいは10)雄ずい、5心皮。ミヤマホツツジはたぶん5萼片、3花弁、6雄ずい、3心皮。基本数は3かと思いきや、萼片だけは5枚ある。なぜだろう。

 

 

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Vaccinium ovalifolium var. alpinum

ミヤマエゾクロウスゴ 

 ツツジ科の植物。

 

 

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雪渓と森林限界と青空。空気が澄んでいるためか、真っ青な空。久しぶりに痛いほどの日焼けをした。

 

 

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 Harrimanella stelleriana

ジムカデ

 

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 雪解け水の溜まりに残るエゾシカの足跡

 

 

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逃げるエゾシマリス

すぐ目の前でコケモモか何かをもふもふと食べていた。

 

 

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Dicentra peregrina

コマクサ

ケシ科の植物。白花の品種(Dicentra peregrina f. alba) があると聞いたが、このときは見当たらなかった。花もさることながら葉の色が美しい。色といい形態といい、全体的に美しい植物。

 

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花のアップ

 

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葉のアップ

 

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岩場に自生する様子

 

 

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Arctous alpina var. japonica

ウラシマツツジ

紅葉の季節は高山の森林限界、草地一面を真っ赤に染める。この時は、葉に蓄積させたアントシアニンと、まだ濃く残る葉緑素が混じり、赤黒かった。ウラシマツツジの美しさは、葉の光沢を演出するクチクラのおかげだと思う。

 

 

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Sanguisorba canadensis ssp. latifolia

タカネトウウチソウ

 

 

後半にたぶん続きます。今日はこれまで。